◆ODM
ODMとは、オリジナル・デザイン・マニュファクチャリング
(Original Design Manufacturing)の略語になります。
OEMとの違いは、製造だけでなくその前段階にある
「製品の製品開発から設計」を行うという点が大きく異なります。
設計やデザインにかかった費用も製造コストとは別に必要となります。
◆オフセット印刷
オフセット印刷とは、版を作って印刷する方法のことを指します。
メリット
オフセット印刷は版を作って印刷をするため、
大量に印刷をする案件の場合、コストを抑えることができます。
版が破損しない限り、半永久的に同じ製品を量産できるので、
リピートが見込まれエル案件、数千枚以上の大量印刷が必要な場合は、
オフセット印刷がおすすめです。
またオフセット印刷は、インクが紙にしっかりと密着するため印刷の仕上がりが
高品質というメリットもあります。
イラストや写真、文字など、細部まで鮮明に表現することが可能です。
デメリット
オフセット印刷のデメリットは、少部数での印刷だと逆にコストが割高になることです。
また、版を作る時間とインクを乾燥させる時間が必要であるため、仕上がりに時間が掛かります。
校正を出す為にも版を作る必要があるので、校正の価格も高くなる傾向にあります。
◆シルク印刷
シルク印刷もオフセット印刷と同じく、版を作って印刷する方法の事を指します。
メリット
版を作って印刷をするため、
大量に印刷をする案件の場合、コストを抑えることができます。
インクを厚く塗布することが可能なので、ベタ印刷に適しています。
1~2色のシンプルなデザインの再現度に優れておりますので、企業ロゴ等の名入れに向いている印刷方法です。
デメリット
シルク印刷のデメリットは、少部数での印刷だと逆にコストが割高になることです。
校正を出す為にも版を作る必要があるので、校正の価格も高くなる傾向にあります。
また、シルク印刷は細やかさに欠けますので、色数を沢山使ったりする複雑なデザインには向いていません。
◆オンデマンド印刷
版の作成が必要なくデジタルデータを直接出力する印刷方法をオンデマンド印刷と言います。
メリット
オンデマンド印刷は製版する必要がないため、
少部数の印刷でもコストを抑えて印刷することが可能です。
在庫を抱える必要がなく、必要なときに必要なだけ印刷できることがオンデマンド印刷のメリットです。
また、オンデマンド印刷は製版の時間もインクを乾燥させる時間も必要ありません。
そのため、短納期で対応することが可能です。急な印刷を要する際には、
オンデマンド印刷の利用がおすすめです。
デメリット
オンデマンド印刷は、印刷枚数が増えるほどコストが高くなってしまいます。
また、オフセット印刷と比較するとモアレという印刷の乱れが出る可能性が高いため、
点描を重ねるようなデザインを作る際は注意が必要です。
しかし、最近はオンデマンド印刷の技術も進歩しており、
オフセット印刷と比較しても遜色ないレベルにまで達しています。
モアレとは…
幾何学的に規則正しく並ぶ点や線を(少しずれるように)重ね合わせた時に生ずる縞(しま)状の斑紋(はんもん)。網版の印刷物を複製する時などに起こりやすい。
【オンデマンド印刷の種類】
■昇華転写印刷
昇華転写印刷はオンデマンド印刷方法のひとつです。
デザインを専用インクで転写紙にプリントし、その転写紙の印刷面をケース素材に圧着します。
これにより気化したインクがケース素材に入り込み、デザインを印刷することができます。
ケース本体の素材自体に印刷されるので、濡れたり擦れたりしても劣化することがありません。
メリット
・側面までの印刷が可能
・写真やグラデーションなどの表現が可能。
※曲面転写プリントについての注意事項
ケース側面や曲面へのプリントは得意ですが、画像には曲面なりのゆがみが生じます。
ケース裏面に絵柄の巻き返しが残りますが、本体に装着すれば見えません。
巻き込み部分は、印刷の特性上、背面に比べると色みが薄くツヤが出ません。
あらかじめご了承ください。
■UVインクジェット印刷
UV(紫外線)を照斜することで、速乾性のあるUVインクを素早く硬化(乾燥)させる印刷方法です。
従来の印刷方法に比べて、印刷表面が摩擦に強く、
変色もしづらい優れた耐久性を発揮します。小ロットにおすすめの印刷方法です。
◆箔押し印刷
箔押印刷とは金属箔を高熱でプレスする焼き印のような印刷方式です。
皮やビニール、紙などの素材に適しており、一般的な印刷方法では表現できない
金や銀の金属質な光沢のある仕上がりが得られます。
ちょっとしたアクセントや高級感を出したいときなどに最適です。
※別途版代が必要となります。
◆色校正(いろこうせい)
製品の製作(量産)を行う前に、仕上がりの色味を確認するための校正を「色校正」といいます。
本印刷同様の印刷機、インキ、本紙にて印刷を行う「本機校正」と、
校正用の出力機にて印刷を行う「簡易校正」の2種類ございます。
弊社ではオンデマンド印刷の場合、常に本機校正で対応をさせていただきますが、
オフセット印刷の場合は、本機校正・簡易校正の2種類をご用意させていただいております。
◆校了
校了とは、内容確認が終わり、印刷(量産)してもいい状態のことを指します。
◆責了(せきりょう)
責了とは、責任校了の略で、校正の修正や変更を行った後、
最終的なチェックや確認などを発注者ではなく、印刷会社が責任をもって行い、
校了し量産を行うことを指します。
◆RGB
RGBとは、赤 (Red)、緑 (Green)、青 (Blue)の頭文字を取ってできた言葉で、
ディスプレイ(画面)上で使用する発色方式のことを指します。
三つの原色を混ぜて幅広い色を再現する加法混合の一種であります。
RGBはCMYKと比べて表現できる色数が多くなっています。
1色につき256段階の明るさ調整ができる為、256×256×256=16,777,216通りの色を
表現することが可能となっています。
◆CMYK
CMYKとは、シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)と、
キー・プレート(Key plate)の頭文字を取ってできた言葉で、
紙などの印刷物に使う発色方式のことを指します。
デザインデータは基本的にCMYKにしてから入稿するようにお願いします。
CMYKも1色毎に0%~100%まで小数点以下の数値で設定が可能なので、
理論上ではRGBよりも多く色を表現することができます。
ただし、実際の印刷では数値通りの細かい表現が難しい為、
RGBと比べ表現できる色数が少なくなってしまいます。
◆白版、白引き
アクリルキーホルダーなどの透明な素材や黒Tシャツなどの色の濃い素材に印刷をする際に
発色を良くする為に行う印刷工程を指します。
カラーインクをのせる前に白インクをひくことを言います。
※白打ち、白押さえを呼ばれることもあります。
◆トンボ
トンボ(トリムマーク)は印刷物を製作する上で必要なもので、
仕上がりサイズに断裁する為の位置を確認するものになります。
中心に配置されるトンボをセンタートンボと言い、
四隅に配置されるトンボはコーナートンボと呼びます。
トンボの由来は、センタートンボが昆虫のトンボに似た形だということだそうです。
◆ダイカット
一般的に「ダイカット(英:Die Cut)」とは、
厚紙、金属板、プラスチック板などを、ダイ(抜き型)を使ってキャラクターのシルエットやハート型など、様々な形に打ち抜きしていくことを言います。
グッズ製造業界では、型で抜くことではなくシルエットの形に作り上げることをダイカットと
呼ぶようになっています。
※こちらはレーザーカッターの普及により、型が無くてもダイカットできるようになった為です。
デザインに合わせて自由な形状で製作でき、穴をあけることなども可能なため、
オリジナリティやユニークさを強調することができます。
これがアクリルキーホルダーが人気の一因であるとも言われております。
◆版ずれ
印刷時に刷版の位置あわせが正常に行われておらず、
トンボの位置がずれて、特定の色がページ全体に均等にずれている様子をいいます。
見当ずれがひどいと、ヌキになっている部分に紙の地の色(主に白)が出てしまう場合もあります。
◆バルク
バルク自体は、「ひとまとめ」という意味があり、一括で納品する際に使われることがあります。
この一括とは、個別包装をしていない状態ということを指します。
缶バッジ製作時で例えると、個別包装はせずに数十個単位でポリ袋に入れて納品することを言います。
◆アウトライン化
アウトライン化とは、文字情報やオブジェクトの縁取りを元にして、図形化することです。
文字のアウトライン化、パスのアウトライン化という使い方をします。
文字情報をあらかじめ図形化することで、ドキュメントファイルをフォントがない環境で開いた場合の「文字化け」が発生しなくなります。
弊社では入稿時アウトライン化をお願いしております。
◆Q&Aには、問い合わせが多い質問を掲載しております。あわせてご覧ください。→こちら
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【株式会社Confianzaについて】
株式会社Confianza(コンフィアンサ)は、OEM事業を通じて、小ロットからオリジナルのノベルティ・販促グッズなどの企画、製造、販売を行っています。当社では、様々なお客様のニーズに応え、企業向けの粗品から、個人の同人グッズ、アニメ・ゲーム関連グッズ、オシャレなアパレルグッズ、イベント・コンサートグッズ、フェスグッズなど、幅広く商品を取り揃えています。また、印刷技術を活かした安価なノベルティから、こだわりの詰まったオリジナル商品まで、お客様のご希望に合わせて制作することも可能です。私たちは、お客様のニーズに応える商品の提案を行っており、おすすめ商品や人気商品などもご紹介しています。まずはお気軽にお問い合わせください。
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